ペパボはスクラムを導入してるだす!

2014.01.24 Friday

遅れ馳せながらではございますが、新年明けましておめでとうございます。
2014年もペパボと採用担当ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて。
新年の挨拶をしておきながら2013年のお話になりますが、12月21日に発売されたWEB+DB PRESS Vol.78にて弊社の技術基盤整備エンジニア(@kentaro @hsbt)と事業部マネージャー(通称わじさん)がペパボで導入しているアジャイル開発手法の「スクラム」について執筆しました。

特集1
実践スクラム
最も採用されているアジャイル開発手法

スクラムは,「複雑で変化の激しい問題」に対応することを第一目標としたアジャイル開発手法です。数あるアジャイル開発手法の中でも,いま圧倒的に採用されています。本特集では,現在のソフトウェア開発におけるスクラムの意義から,実際の現場における取り組みまで,スクラムを徹底解説します。まず1章で,なぜソフトウェア開発は難しいのか,そしてなぜスクラムをはじめる必要があるのかを整理します。続く第2章と第3章は理論編で,スクラムという開発手法の全体像を「スクラムガイド」に基づいて解説します。最後の第4章と第5章は実践編で,mixiおよびpaperboy&co.における事例を,実際に導入にあたった担当者が詳述します。

スクラムとは、ソフトウェア開発をする上でのアジャイル開発手法のひとつでして
そんでもってアジャイル開発とは迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法群の総称です。
Wikipedia片目に。)
言わずもがな富士ゼロックス、キヤノン、本田技研工業、日本電気などの大手企業でもこの手法による開発プロジェクトが取り入れられており、ペパボでも昨年から「ここは近鉄花園か」ってくらいに“スクラム”という言葉を皆が聞き、発し、しておりました。


このボラギノール感たっぷりの写真の左右に写る2人の精鋭と人事( @mau_rin )とでタッグを組みスクラムを導入していきました。
まず「スクラムとは なにかね」という定義のところからコーチをしてもらい、ソフトウェアエンジニアだけではなくインフラエンジニアやデザイナーなどのサービス事業部メンバー、カスタマーサービススタッフや管理職者、バックオフィスのスタッフも含めてスクラムを体感できる研修に取り組むなど、本当に全社的に進めていきました。



スケジュールって何かね
ペパボの場合、受託開発ではなく自社サービスを開発・運営しているので言ってみりゃいわゆる“納期”というものがありません。
自分たちでどんなサービスや機能を作ったらいいかを考え、話し合い、提供開始とする時期も誰に言われるでもなく決めるのです。
そうなると、開発スタート時に決めたはずのスケジュールもいつの間にか実際の進捗とズレが出てきてしまい「リリース日が変更になりました!」(たいていの場合遅れる)ということが起こります。
ソフトウェアエンジニアもデザイナーも、「ユーザーに、よりイイものを届けたい!ん!だ!」という熱い気持ちがあるばかりにもっとこうしよう!もっとああしよう!と後から盛盛盛り込んでしまうんですね。

ユーザーへの愛、クリエイティビティに燃え滾る熱意は素晴らしいものの、提供しない限りユーザーの反応や売上の発生はなく、開発を続けていることの資産(負債)ばかりが募っていくのです。

あれですね。
付き合ったばかりの彼氏にデートで8時間煮込んだ完璧なお手製ビーフシチューでもてなすよりも、部屋に遊びにきているときに「あれ?お腹すいた?簡単なものしかないけど何か作ろうか?」とかいって豚キムチ丼とか高菜チャーハンとかササっと作って石原さとみ風笑顔で出してのけるのを1ヶ月のうちに3回くらいやった方が彼氏のドキドキ度も最高潮、みたいなもんですね。
いや全然違いますね。

ストップ!属人化
ペパボのような老舗サービスを多数運営している場合、作業が属人的になってしまうこともあります。
「この人に任せていれば大丈夫」と良くも悪くも任せきってしまうことで同じチーム内でも進捗を把握できず、ギリギリになってあわあわ。
エスパーでも使わない限り、可視化されてない他人の日事の進捗具合なんざ誰にもわかりはしません。
プロジェクトにトラブルはつきもの。
多少のズレはあるにせよ、プロジェクト担当者が把握しておく必要があります。

コミュニケーション is so 大事
採用などでも「コミュニケーション能力重視」なんて文言を私たち採用担当も日頃よく口にします。
そんな非常に重要な存在のコミュニケーションも、ソフトウェアと同じように目に見えるものではありません。
対面して会話を交わせばある程度は把握できるものではありますが、
「今日のコミュニケーション、ばっちり決まってるね〜!」
「あっれぇー?コミュニケーションがいつもと違うけど、美容院いった?」
なんて、髪型のように目に見えるものではないので誰もが同じ共通認識をできるものではないのです。

目に見えないソフトウェアを、目に見えないコミュニケーションによって、プロジェクトチームで取り組む。
なんてム・ツ・カ・シ・イ・んだ!!

こうした過程に起こる問題君たちを建設的に改善すべく、スクラムを導入したのであります!
部署によって導入具合もまちまちなのですが全社的に朝、始業時は各部門、チームが全員「カンバン」という進捗管理ボードを見ながら朝会を行っています。

人事でも労務担当や採用担当によって取り組む内容がことなり、担当の隔てなく一緒に行う取り組みもあるため毎朝朝会で報告や共有を行っています。

導入が進んでいる事業部の部署からは実際に数字としての成果が見え出すなど、効果の程も出てきています。

どんな組織でどのように導入して、どんなメリットがあったか、取り入れ方の具体的な工夫など(タスク管理の付箋の書き方のルールなど)がWEB+DB PRESS Vol.78の特集に書かれているので、ご興味のある方、ペパボでの働き方を知ってやってもいいぜと思ってくださる三蔵法師のようなあなた様はぜひぜひご一読くださいませ。

そして!なんと!
ぺパボでは現在、エンジニア、デザイナー、ディレクターを募集しております。
東京本社・福岡支社いずれも募集ざんす!

◎GMOペパボ採用情報
http://pepabo.com/recruit/

君もあなたも〜ペパボでぇ〜 レッツ!スクラム!

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